ボストン在住日本語話者による、知的交流コミュニティーです。
1月18日(土)開催の研究者交流会ではNorges teknisk-naturvitenskapelige universitet, Beth Israel Deaconess Medical Centerの諸岡 光 氏、Brigham and Women’s Hospital / Harvard Medical Schoolの八木 隆一郎 氏をお迎えして、ご講演頂きます。奮ってご参加ください。
申込期限:1月16日(木)21時
参加申込はWebフォームよりお願いします。(申し込みフォーム)
お申込み後にご都合により参加できなくなった場合は、事前になるべく早くメールでその旨をお知らせください。また、懇親会にお申し込みいただいた方は、講演会2日前の1月16日(木)までにご連絡いただきますようお願い致します。16日以降のキャンセルにつきましては、会場予約の関係上、返金に応じられませんので、予めご了承ください。
Stipendiat (PhD candidate), Norges teknisk-naturvitenskapelige universitet, Beth Israel Deaconess Medical Center
「Let’s talk about epidemiology (& Norway) - Parity and atrial fibrillation in Norway and the U.S」
Hyggelig å hilse på dere! John Snowによるcholera outbreakの疫学研究から約160年、疫学は医学、社会に大きく貢献してきた。中でも、北欧はデータの質が高く、重要な疫学研究を行っている。一方で女性にフォーカスをおいた疫学研究は最近になって増えてきたが、発展途上である。なぜ女性に注目するのか? 妊娠や生理といった女性特有のファクターは、循環器疾患との関連を指摘されているためだ。今回は、様々な女性特有のファクターとその後の心房細動に関するHUNT study(Norway)とCardiovascular Health Study(USA)を用いた私達の疫学研究を紹介する。 更に、私の大好きなノルウェー(PhD、生活、ノルウェー語など)についても紹介したい。では皆さん、vi ses :)
Research fellow, Division of Cardiovascular Medicine, Brigham and Women’s Hospital / Harvard Medical School
「AIが変える心血管疾患予防 ー進化する予防戦略とその可能性ー」
心不全や心筋梗塞、不整脈といった心血管疾患は先進国で悪性腫瘍と死因のトップを争 い、途上国でも生活習慣の変化により急増しています。就業人口での発症も多く、疾患 による心臓や臓器の機能低下は不可逆的なことが多いことから、大きな疾病負担となっ ています。近年では、治療法の進歩により心疾患マネジメントが向上されており、それ を最大限享受するために早期発見・早期介入の重要性がますます増しています。しかし 、心疾患のスクリーニングに関しては大きなアップデートがなく、効果的でエビデンス に基づくスクリーニング方法の確立は依然として大きな課題です。 近年、ビッグデータを用いて構築したAIが心電図や心エコーを解析することで、人間の 専門医を上回る精度で心疾患が診断できることが続々と示され、注目を集めています。 本講演では、臨床医学や公衆衛生・疫学・機械学習、そして臨床研究およびAI開発・実 装までの観点から、AIを用いた次世代の心血管疾患予防戦略を概観します。
過去に行われた講演会の概要は下記のリンクからご覧になれます。