FrontPage のバックアップ(No.17)


ボストン日本人研究者交流会 (BJRF)

ボストン在住日本人による、知的交流コミュニティーです。

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第154回 ボストン日本人研究者交流会 2017年5月20日(土) のご案内

ボストン日本人研究者交流会より5月月例講演会のお知らせです。 5月20日(土)開催の研究者交流会では、森 祐介氏による「生命倫理とは?〜最先端のiPS細胞研究の事例から〜」と内田 舞氏による「小児精神科医としての臨床、研究、キャリア形成〜小児うつ病と注意欠陥多動性障害に注目」を行います。

参加登録申し込み

参加登録受付は終了しました。当日席に関しては、こちら を参照してください。

日時

2017年5月20日(土) 16時20分より

(受付は15時50分から開始致します。16時20分までに受付を済ませてお席にお座りください。)

会場

MIT 32-155 (先月までと会場が異なりますのでご注意ください) (http://whereis.mit.edu/?go=32)

参加費

$20 (講演会+懇親会)、$5 (講演会のみ参加の場合) (当日現金のみ受付。また、懇親会のみの参加は受付けておりませんので、予めご了承ください。)

申し込み期限

2017年5月18日(木) 21時 (準備の都合により、期限までに参加申し込みをお済ませ頂けますようお願い申し上げます。また、申し込みが一定数に達した時点で受付を閉め切らせていただくことになります。それ以降に入場を希望される方は当日のキャンセル待ちとなります。)

交流会スケジュール

  • 15:50 – 16:20 受付
  • 16:20 – 16:30 開会挨拶・お知らせ
  • 16:30 – 17:15 講演1:「生命倫理とは?〜最先端のiPS細胞研究の事例から〜」森 祐介氏
  • 17:15 – 17:30 Q&A
  • 17:30 – 17:45 休憩
  • 17:45 – 18:30 講演2:「小児精神科医としての臨床、研究、キャリア形成〜小児うつ病と注意欠陥多動性障害に注目」内田 舞氏
  • 18:30 – 18:45 Q&A
  • 19:00 – 21:00 懇親会

***まだ登録されていない方は、是非ボストン日本人研究者交流会のメーリングリストへご参加下さい→ (方法・詳細) ***

講演要旨

「生命倫理とは?〜最先端のiPS細胞研究の事例から〜」

森 祐介氏

Harvard Medical School

Harvard Kennedy School

概要

あなたが急いでいるとき、池で溺れている子供に遭遇したらどうしますか?多くの人は「もちろん助ける!」と言うのではないかと思います。しかし、それが、ぐったりしている自分の子供を病院に連れていく途中の出来事だったらどうでしょうか。あるいは、溺れている人が殺人犯ならば考えは変わるでしょうか。「道徳論(Moral Theory)」または「倫理学(Ethics)」とは、こうした板挟みの状況(ジレンマ)においてどう行動するのが正しいのか、間違っているのか、なぜなのか、ということについて、理論的基盤を提供する学問分野です。この中でも「生命倫理学」は、医療や生命科学研究の現場において発生するジレンマに対し、どのように対処するべきであるのかを探求することを目的とします。本講演では、2007年に京都大学の山中伸弥教授によって開発されたヒト多能性幹細胞(iPS細胞)に着目し、その応用によって可能になること及びそれに伴って検討すべき生命倫理上の課題について、皆さんと議論したいと思います。

「小児精神科医としての臨床、研究、キャリア形成〜小児うつ病と注意欠陥多動性障害に注目」

内田 舞氏

Assistant Professor of Psychiatry

Harvard Medical School

Director

Center for Early Identification and Prevention of Pediatric Depression, Massachusetts General Hospital

概要

日本ではあまり話されることがない子供の精神疾患がどんなものなのか、小児うつ病と注意欠陥他動性障害に着目して、統計や診断方法、治療法の選択などを、臨床医の視点から紹介致します。また、うつ傾向のある子供を大人の時期までフォローするとどのような大人になるか、という長期臨床研究と、精神疾患を持つ子供、あるいは精神疾患の遺伝的なリスクを持つ子供の脳を見てみると、どこに異常があるのか、という脳画像研究結果を紹介させていただきます。臨床・研究の内容に加えて、私自身がアメリカで研修医を経て、MGHの臨床ファカルティとHarvard Medical SchoolのPIになるに至ったキャリア形成についてもお話し、2児の母・日本人女性のハーバードのPIはなかなかいない中で、何か伝えられるメッセージはあれば、と願っております。

Organizing Committee ボストン日本人研究者交流会 (Boston Japanese Researchers Forum) 幹事

村上 しづか (幹事長), Takeda Pharmaceuticals International Co.

河内山 彩夏 (副幹事長) , Bachelor of Science Student, Department of Chemical Engineering, Brown University

國尾 美絵 (副幹事長), Canon USA Inc., Healthcare Optics Research Laboratory

三輪 秀樹, Visiting Assistant Professor, Harvard Medical School, VA Boston Healthcare System

片原 由惠, Researcher / Adviser, Science & Technology Division, Consulate General of Japan in Boston, Japanese Patent Attorney

田主 陽, Ph.D student, Department of Chemistry, Massachusetts Institute of Technology

金岡 つづき, Associate Analyst, Boston Biomedical Consultants

大賀 拓史, Human Metabolome Technologies America, Inc.

由良 義充, Postdoctoral Scholar, Vascular Biology Section, Whitaker Cardiovascular Institute, Boston University School of Medicine

椋平 祐輔, Postdoctoral Fellow,  Earth Resource Laboratory, MIT

荻野 周史(アドバイザー), Professor, Brigham and Women’s Hospital, Dana-Farber Cancer Institute, Harvard Medical School and Harvard T. H. Chan School of Public Health


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