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ボストン日本人研究者交流会 (BJRF)

ボストン在住日本語話者による、知的交流コミュニティーです。

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第160回 ボストン日本人研究者交流会講演会 2018年2月17日(土) のご案内

ボストン日本人研究者交流会より第161回月例講演会のお知らせです。

2月17日(土)開催の研究者交流会では、

李 紅梅 氏による「iPS細胞とゲノム編集 〜今まで治らなかった病気が治る!?〜」と

谷 洋海 氏による「数値シミュレーションで拓く宇宙フロンティア」

の2本の講演を行います。

参加登録申し込み

参加登録受付は終了しました。当日席に関しては、こちら をご参照ください。

日時

2018年2月17日(土)16時20分より

(受付は15時50分から開始致します。16時20分までに受付を済ませてお席にお座りください。)

会場

MIT E25-111 (http://whereis.mit.edu/?go=E25

参加費

$20 (講演会+懇親会)、$5 (講演会のみ参加の場合) (当日現金のみ受付。また、懇親会のみの参加は受付けておりませんので、予めご了承ください。)

申し込み期限

2018年2月15日(木)午後9時 (準備の都合により、期限までに参加申し込みをお済ませ頂けますようお願い申し上げます。また、申し込みが一定数に達した時点で受付を閉め切らせていただくことになります。それ以降に入場を希望される方は当日のキャンセル待ちとなります。)

交流会スケジュール

  • 16:20 - 16:30 挨拶・お知らせ
  • 16:30 - 17:15 講演1:「iPS細胞とゲノム編集 〜今まで治らなかった病気が治る!?〜」李 紅梅 氏
  • 17:15 - 17:30 Q&A
  • 17:30 - 17:45 休憩
  • 17:45 - 18:30 講演2:「数値シミュレーションで拓く宇宙フロンティア」谷 洋海 氏
  • 18:30 - 18:45 Q&A
  • 19:00 - 懇親会

***まだ登録されていない方は、是非ボストン日本人研究者交流会のメーリングリストへご参加下さい→ (方法・詳細) ***

講演要旨

(講演1) 「iPS細胞とゲノム編集 〜今まで治らなかった病気が治る!?」

李 紅梅 氏

Postdoctoral Fellow, Boston Children's Hospital, Harvard Medical School
 

皆さんは、「iPS細胞」に親しみがありますか?

iPS細胞といえば、再生医療や創薬、珍しい疾患の病態解明に役立ちそう、あるいは不治の病を治せる夢の細胞といったイメージでしょうか。iPS細胞を用いた研究によって、明日にでも不治の病が治りそうな報道を、時々、耳にすることもありますが、実際のところ、iPS細胞を用いた再生医療や創薬の技術はどこまで進んでいて、将来的に何を期待できるのでしょうか。

本講演では、今まで技術的に困難であった研究を可能にしたゲノム編集技術を簡単に解説し、その技術がどのようにiPS細胞研究に役立っているかを、私の研究を通してご紹介します。また、iPS細胞を用いた再生医療や創薬の現在、未来、そして今後の課題についてもお話ししたいと思います。さらに、日本とアメリカでのiPS細胞研究と共にあった私の研究キャリアにも触れ、外国人留学生、女性研究者としてのキャリア形成について、皆さんと一緒に考える機会になればと思います。

(講演2)「数値シミュレーションで拓く宇宙フロンティア」

谷 洋海 氏

JAXA 宇宙航空研究開発機構/Massachusetts Institute of Technology
 

アポロ11号が月面に降り立って約50年。かつて国家間の競争であった宇宙開発は国際協力主導から, New Spaceと呼ばれる新興民間企業を巻き込みながら有人月探査, 火星探査計画へと大きく飛躍しています。また, 大気圏を越えて数分間の無重量環境を体験するサブオービタル宇宙旅行も身近なものになっていくでしょう。このように, ミッションは多様化しており, その安全性や成立性の評価をいかに高精度・スピーディー・低コストに行えるかが重要となります。特殊な部品が多い宇宙機開発では, 高コストな試験のみでは実現できず, 数値シミュレーションによるバーチャルな評価に頼る必要があります。我々は, 時にスーパーコンピュータを用いた数値シミュレーションを行い, ロケットエンジン等の性能や安全性を評価しているのです。講演では, 現在の国際間, 日本の宇宙開発の現状に触れながら, どのように数値シミュレーション技術を研究開発し, 活用しているかをお話したいと思います。

Organizing Committee ボストン日本人研究者交流会 (Boston Japanese Researchers Forum) 幹事

村上 しづか (幹事長), Takeda Pharmaceuticals International Co.

河内山 彩夏 (副幹事長) , Master of Science Student, Materials Science and Engineering, Brown University

國尾 美絵 (副幹事長), Canon USA Inc., Healthcare Optics Research Laboratory

三輪 秀樹, Visiting Assistant Professor, Harvard Medical School, VA Boston Healthcare System

片原 由惠, Researcher / Adviser, Science & Technology Division, Consulate General of Japan in Boston, Japanese Patent Attorney

田主 陽, Ph.D student, Department of Chemistry, Massachusetts Institute of Technology

金岡 つづき, IQVIA

大賀 拓史, Human Metabolome Technologies America, Inc.

由良 義充, Postdoctoral Scholar, Vascular Biology Section, Whitaker Cardiovascular Institute, Boston University School of Medicine

椋平 祐輔, Postdoctoral Fellow,  Earth Resource Laboratory, MIT

松居 彩, Research Fellow, Department of Radiation Oncology, Massachusetts General Hospital, Harvard Medical School

荻野 周史(アドバイザー), Chief of MPE Program and Professor, Brigham and Women’s Hospital; Professor, Dana-Farber Cancer Institute, Harvard Medical School, and Harvard T. H. Chan School of Public Health; Associate Member, Broad Institute of MIT and Harvard


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