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ボストン日本人研究者交流会 (BJRF)

ボストン在住日本語話者による、知的交流コミュニティーです。

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ボストン日本人研究者交流会 2019年10月19日(土)のご案内

10月19日(土)開催の研究者交流会では、

竹内真理子氏による「シロアリ腸内共生系〜現存する細胞共生進化モデル〜」と、

高木 龍一 氏による「高速鉄道を取り巻く情勢〜米国に新幹線が走るみらい〜」

の2本の講演を行います。

参加登録申し込み

参加登録フォーム

日時

2019年10月19日(土)16時20分より(受付開始15:50)
(16:20より講演会を開始いたしますので、それまでに受付を済ませてお席にお座りください。)

会場

MIT E25-111(http://whereis.mit.edu/?go=E25

参加費

当日現金のみ:$5(講演会のみ)、$20(講演会+懇親会)
(懇親会のみの参加はご遠慮ください。)

申し込み期限

2019年10月17日(木)午後9時
(準備の都合上、期限までに参加申込をお済ませください。)

講演会・懇親会共に申込が一定数に達した時点で受付を閉め切らせていただきます。それ以降に入場を希望された方はキャンセル待ちとなります。

講演を円滑にすすめるため、当日は受付締め切り15分前までお越しください。また、お申込み後にご都合により参加できなくなった場合は、キャンセル待ちの方に機会を差しあげるためにも、事前になるべく早くメールでその旨をお知らせください。

交流会スケジュール

16:20 - 16:30 挨拶・お知らせ

16:30 - 17:15 講演1:「シロアリ腸内共生系〜現存する細胞共生進化モデル〜」竹内 真理子 氏

17:15 - 17:30 Q&A

17:30 - 17:45 休憩

17:45 - 18:30 講演2:「高速鉄道を取り巻く情勢〜米国に新幹線が走るみらい〜」高木 龍一 氏

18:30 - 18:45 Q&A

19:00 - 懇親会

***まだ登録されていない方は、是非ボストン日本人研究者交流会のメーリングリストへご参加下さい→ (方法・詳細) ***

講演要旨

竹内 真理子 氏

東京工業大学

「シロアリ腸内共生系〜現存する細胞共生進化モデル〜」

シロアリと聞いて、“木材家屋の大害虫”と真っ先にイメージする人が大半ではないかと思います。ところがシロアリは、倒木などの枯死植物を分解し、地球の物質循環に大きく貢献する生態系には欠かせない存在です。更に近年では、その驚異的な木質分解能力に着目し、食糧と競合しない木質由来バイオ燃料開発への応用も期待されています。このシロアリによる木質分解や、栄養分に乏しい木材だけを食べるシロアリの生存を可能としているのは、実はシロアリ腸内に共生する数万個もの原生生物(単細胞真核生物)と1千万個にものぼる原核生物の働きによることが知られています。このシロアリ腸内共生系をのぞいてみると、そこでは原生生物の細胞内や細胞外に原核生物が共生する複雑な多重共生系が構築され、かつて祖先真核生物が原核生物をオルガネラ化した現象の初期段階を考察する材料としても有用であることが明らかになってきました。今回は、「そもそもシロアリとは?」から始め、複雑で巧妙なシロアリ腸内世界について、私自身の研究内容も含めてお話したいと思います。

高木 龍一 氏

MIT System Design and Management

「高速鉄道を取り巻く情勢〜米国に新幹線が走るみらい〜」

安全・快適な大量高速輸送機関、新幹線。米国にもあればニューヨークやワシントンDCに簡単に行けるのにと思ったことはありませんか?世界的に鉄道は環境負荷の少ない効率的な輸送機関として再び注目を集めており、各国で高速鉄道の新規計画が構想されています。実は車社会である米国でも構想中の高速鉄道プロジェクトがあり、これまで新幹線技術を磨き上げ、超電導リニアといった新しい高速鉄道技術を開発してきた日本にとってはインフラ輸出の好機でもあります。しかしいかに新幹線の信頼性が高いシステムで実績があろうとも、政治の状況に左右され、多くのステークホルダーが存在する高速鉄道プロジェクトの実現は一筋縄にはいきません。本講演では、アメリカの鉄道に対する考え方や日本の鉄道事業者の海外展開に対する考え方、高速鉄道技術を紹介しつつ、皆さんと一緒に米国で新幹線が走るみらいを実現するための課題について考えたいと思います。

Organizing Committee ボストン日本人研究者交流会 (Boston Japanese Researchers Forum) 幹事

田主 陽 (幹事長), Ph.D candidate, Department of Chemistry, Massachusetts Institute of Technology

松居 彩 (副幹事長), Research Fellow, Department of Radiation Oncology, Massachusetts General Hospital, Harvard Medical School

塩田 仁志, Postdoctoral Fellow, Department of Pathology, Brigham and Women’s Hospital/Harvard Medical School

坂本 純二, Manager of Global Research Team and Chief Researcher, Pioneering Research Center, Technology Innovation Division, Panasonic Corporation

下城 拓也, MBA Candidate at MIT Sloan School of Management

浅野 雄太, Sr. Image Scientist, E Ink

荻野 周史(アドバイザー), Chief of MPE Program and Professor, Brigham and Women’s Hospital; Professor, Dana-Farber Institute, Harvard Medical School, and Harvard T. H. Chan School of Public Health; Associate Member, Broad Institute of MIT and Harvard


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