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* ボストン日本人研究者交流会 (BJRF)  [#qb249ac2]

 ボストン在住日本語話者による、知的交流コミュニティーです。
** [[Top page に戻る>http://www.boston-researchers.jp/index.html]] [#h7726c55]
**  第170回 ボストン日本人研究者交流会月例講演会 2019年2月16日(土) のご案内 [#s0850e57]
**  第171回 ボストン日本人研究者交流会月例講演会 2019年3月16日(土) のご案内 [#s0850e57]

//ボストン日本人研究者交流会より2018-2019年度の基調講演のお知らせです。基調講演は2009年より毎年一回、様々な分野の最前線で活躍されているボストン在住の著名人をお招きし行ってまいりました。過去に行われた基調講演会の概要は下記のリンクからご覧になれます。[[(過去の基調講演一覧)>http://www.boston-researchers.jp/lecture/keynote.html]] &br;
//今年度は、Massachusetts Institute of Technology 言語学の教授である 宮川 繁 先生をお迎えして、ご講演を頂きます。

>2019年2月16日(土)開催の研究者交流会では、 
>長尾 佳祐 氏による「バッテリーと原子の話 〜電池ってなんだ?〜」と
>篠崎 昇平 氏による「老化速度の制御は可能か? 〜ここまでわかった老化の分子メカニズム〜」
>2019年3月16日(土)開催の研究者交流会では、 
>鎌田 華乃子氏による「私たちの社会は私たちが作れる〜「仕方がない」から「仕方がある」へ〜」と
>野村 信介氏による「光が導くがん外科治療の未来」
>の2本の講演を行います。


** 参加登録申し込み [#o929699f]

//[[参加登録フォーム >https://goo.gl/forms/83G2IucCWS7BZIKk2]]
参加登録は締め切りました。当日参加については[[こちら>http://www.boston-researchers.jp/contact/faq.html#q1]]をご覧ください。 
[[参加登録フォーム >https://goo.gl/forms/hexJc3Z6bL8KMt1s1]]
//参加登録は締め切りました。当日参加については[[こちら>http://www.boston-researchers.jp/contact/faq.html#q1]]をご覧ください。 


** 日時 [#c6aa4cf9]

2019年2月16日(土)16時20分より(受付開始15:40)&br;
2019年3月16日(土)16時20分より(受付開始15:40)&br;
(16:20より講演会開始しますのでそれまでに受付を済ませてお席にお座りください。)

** 会場 [#m44c60c6]

MIT E51-345(70 Memorial Dr, Cambridge, MA 02142, https://whereis.mit.edu/?go=E51)&br;
(いつもと会場が異なりますのでご注意ください。)
MIT E25-111(45 Carleton Street, Cambridge, MA 02142, https://whereis.mit.edu/?go=E25)&br;
(先月と会場が異なりますのでご注意ください。)

** 参加費 [#q1896216]
当日現金のみ:$5(講演会のみ)、$20(講演会+懇親会)&br;
(懇親会のみの参加はご遠慮ください。)

** 申し込み期限 [#ube76efd]
2019年2月14 日(木)午後9時 &br;
2019年3月14 日(木)午後9時 &br;
(準備の都合上、期限までに参加申込をお済ませください。)

//>講演会・懇親会共に申込が一定数に達した時点で受付を閉め切らせていただきます。それ以降に入場を希望された方はキャンセル待ちとなります。
//>講演を円滑にすすめるため、当日は受付締め切り15分前までお越しください。また、お申込み後にご都合により参加できなくなった場合は、キャンセル待ちの方に機会を差しあげるためにも、事前になるべく早くメールでその旨をお知らせください。


** 交流会スケジュール [#m60b9983]
>16:20 - 16:30  挨拶・お知らせ
>16:30 - 17:15   講演1:「バッテリーと原子のはなし 〜電池ってなんだ?〜」長尾 佳祐 氏
>16:30 - 17:15   講演1:「私たちの社会は私たちが作れる〜「仕方がない」から「仕方がある」へ〜」鎌田 華乃子 氏
>17:15 - 17:30  Q&A
>17:30 - 17:45  休憩
>17:45 - 18:30   講演2:「老化速度の制御は可能か? 〜ここまでわかった老化の分子メカニズム〜」篠崎 昇平 氏
>17:45 - 18:30   講演2:「光が導くがん外科治療の未来」野村 信介 氏
>18:30 - 18:45  Q&A
>19:00 - 懇親会


***まだ登録されていない方は、是非ボストン日本人研究者交流会のメーリングリストへご参加下さい→ [[(方法・詳細)>http://www.boston-researchers.jp/community]] ***

** 講演要旨 [#sd3762ef]
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「バッテリーと原子のはなし 〜電池ってなんだ?〜」 &br;
長尾 佳祐 氏&br;
Massachusetts Institute of Technology&br;
IHI &br;
>皆さんのスマートフォンに入っている「リチウムイオン電池」は1991年に生まれ,現在では当初の2~3倍まで性能が向上しました.軽く・小さくなったことで,ドローン・ウェアラブルデバイス・電気自動車などワクワクする製品が実現してきました.
このように私達の生活に無くてはならないものになった電池ですが,そもそも電池とは何でしょうか?どうして電気をためられるのでしょうか?
実は,電池でキーとなるのは原子(大きさ約0.0000000001メートル)の動きです.本公演では,原子を見ることに情熱を注いできた演者が,電池が動くメカニズムについて原子の視点からお話しします.さらに,現在研究している「ナトリウム」イオン電池を紹介し,将来の電池がどうなっていくか,電池は社会にどんな影響を与えるのかを様々な分野の皆さまと一緒に考えてみたいと思います.&br;
「私たちの社会は私たちが作れる〜「仕方がない」から「仕方がある」へ〜」 &br;
鎌田 華乃子 氏&br;
ハーバード大学 社会学部&br;
ウェザーヘッド日米関係プログラム&br;
>「しかたがない」みなさんは最近、どんなときに言いましたか?「私の参加により,変えてほしい社会現象が少し変えられるかもしれない」という質問に対して、そう思うと肯定した日本の中高生は30.7%。同じ質問に対しアメリカは52.9%、ドイツは52.2%でした。&br;
 社会運動というと学生運動、安保運動を思い浮かべる人が多いかもしれません。「結局何も変えられなかった」と。しかし、国際的な政治学・社会学でさえも日本の様々な社会運動―消費者、公害、労働、マイノリティ人権運動など―の成功事例が分析されています。でも肝心の私たちはそのことを知りせん。私は企業活動から社会をよくしようとし、市民社会にキャリアをシフトし、現在は変化を起こせる効果的な社会運動を研究しています。なぜ私たち一人ひとりが社会変化を求めて動くことが大事なのか、私自身や仲間たちが起こした事例をもとになぜ変化を起こせたのか、そして私たちは何をしていく必要があるのか提起してみなさんと考えたいです。&br;

「老化速度の制御は可能か? 〜ここまでわかった老化の分子メカニズム〜」&br;
篠崎 昇平 氏&br;
Massachusetts General Hospital&br;
Anesthesia, Critical Care and Pain Medicine&br;
>「不老長寿に関する研究をしています」と言うと、胡散臭い研究者に思われることが多い。なので、普段は「糖尿病や動脈硬化に関する研究をしています」と言うようにしている。なぜ、胡散臭いのか?それは誰もが実現不可能だと感じているからではないだろうか。不死の実現は可能性が限りなく低いが、不老に関しては最近の研究で実現の可能性が示されている。最も古い不老不死に関する記述は、人類最初の文明とされるメソポタミア文明(ギルガメッシュ叙事詩:紀元前2000年頃)の時代から存在している。しかし、現在に至るまで“確実に”老化速度を止める方法は見つかっていない。老化減速を可能とする唯一の方法として「カロリー制限」が有効であることが知られているが、ヒトにおいても有効であることが科学的に証明されたのは、昨年のことである。本講演では、古典的な老化の学説とともに、ここ数年で急速に進展した老化の分子メカニズムについて、演者の研究する内容を加えて紹介したい。&br;
「光が導くがん外科治療の未来」&br;
野村 信介 氏&br;
Gordon Center for Medical Imaging, Massachusetts General Hospital&br;
防衛医科大学校&br;
>皆さんは人体アトラスをご覧になったことがありますか?動脈は赤、静脈は青、神経は黄色、リンパは緑などのカラフルに描かれています。しかし、実際の手術ではこのような臓器同士の境界線を認識することは困難なことが多く、しかもこれらの脈管やリンパは黄色い脂肪に包含されているため、外科医は手術前の画像や「経験」を元に臓器を切り分けていかなくてはいけません。また、内視鏡下手術の普及に伴い、開腹手術のように直接外科医の手で体腔内において臓器を触れることができないため、より視覚情報が重要になってきます。そこで、臓器の輪郭やがん組織を特異的に「光らせる」蛍光色素やナノ粒子を用いることで、がんの正確な位置や人体アトラスのような生体の構造を容易に視認できるようになり、外科医はより安全、確実な手術を行えるようになります。本講演では、胃がんを軸に光線療法の話題にも触れながら基礎的なことから臨床応用までお話ししたいと思います。
&br;





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** Organizing Committee ボストン日本人研究者交流会 (Boston Japanese Researchers Forum) 幹事 [#g00e2cd5]
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>> 國尾 美絵 (幹事長),  Canon USA Inc., Healthcare Optics Research Laboratory
>> 田主 陽 (副幹事長),  Ph.D candidate, Department of Chemistry, Massachusetts Institute of Technology
>> 大賀 拓史 (副幹事長), Human Metabolome Technologies America, Inc.
>> 金岡 つづき, IQVIA, BBC IVD Solutions
>> 松居 彩, Research Fellow, Department of Radiation Oncology, Massachusetts General Hospital, Harvard Medical School
>> 加々美 綾乃, Master of Science Student, System Design and Management, Massachusetts Institute of Technology
>> 塩田 仁志, Postdoctoral Fellow, Department of Pathology, Brigham and Women’s Hospital/Harvard Medical School
>> 野村 信介, Research Fellow, Department of Radiology, Massachusetts General Hospital, Harvard Medical School
>> 坂本 純二, Manager of Global Research Team and Chief Researcher, Pioneering Research Center, Technology Innovation Division, Panasonic Corporation
>> 下城 拓也, Master of Business Administration, Massachusetts Institute of Technology
>> 荻野 周史(アドバイザー), Chief of MPE Program and Professor, Brigham and Women’s Hospital; Professor, Dana-Farber Cancer Institute, Harvard Medical School, and Harvard T. H. Chan School of Public Health; Associate Member, Broad Institute of MIT and Harvard

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